『アフターゴッド』3巻 感想

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こんにちは!相宮と申します。

私の推し漫画『アフターゴッド』の感想を書いていこうと思います!

『アフターゴッド』が気になっている方、感想を共有したい方の参考になれば幸いです。

本日は3巻の感想になります。
2巻の感想はこちら→『アフターゴッド』2巻感想

作者・江野朱美先生について

『アフターゴッド』の作者である江野朱美先生は、大変繊細かつ迫力のある画風が特徴の漫画家です。
やや劇画調なタッチで心理描写にとても長けています。さらに細かな伏線と回収の気持ちよさで一気に読ませてくれます。
また哲学的・抽象的な語りが多く、読者を思考の渦に引き込むのが大変上手い作家です。考えることが好きな方にオススメです。
本作以前は江野スミ名義で『亜獣譚』『たびしカワラん!!』『美少年ネス』を連載していました。どれも傑作ですので、よかったら読んでみてくださいね。

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『アフターゴッド』について

3巻あらすじ

神の居場所が危険区域となっている東京。「神殺し」を誓う少女・は、蛇神の襲撃にい、拉致される。そして、己の中にもまた制御不能な神がいることを知り、動揺する和花。一方、犠牲者を出したことに沈む時永ときながに、「生きろ」と声をかける友人の帯川おびかわ。ところが、事態は予想外の方向へ────?

『アフターゴッド』3巻 裏表紙より

※以下、ネタバレありのあらすじです

京都に向かう途中、IPOに襲撃された対神研のメンバー。拉致され「神」と対峙する和花。和花はなんとかその場から逃げ出すも、対神研のメンバーを喪ってしまう。落ち込む時永を帯川は励ますも、葬儀当日、追い打ちをかけるように再び対神研のメンバーが襲われる。しかしそこで明かされたのは、とある人物の意外な過去であった。

3巻の内容はこのような感じとなっています。読んでくださいとしか言えません。単行本の半分以上を重大なネタバレが占めており、あまり具体的な内容が書けません。読んだらいろいろな感情で机に突っ伏すこと請け合いです。

感想

ウオ……。衝撃的展開です……。天を仰ぐしかありません。ちょっと今回は……全体の感想を書くと致命的なネタバレとなってしまうため、細々とした感想を書かせていただきます。

まず冒頭の16話『春は告げず』。2巻の『崇拝蠱惑』からつながるお話です。大切に思っていた親友しをんちゃんとのすれ違いが発覚し、胸が苦しくなる和花ちゃん。そんな彼女の様子を見て「怖かったよなあ!」と声をかけるニャババ。人間は分かり合えないものだと感じてしまう、非常につらいシーンですね……。

また、今回は時永と帯川の友情の一端を見ることができます。1~2巻の扉絵でも少しずつ彼らの日常が描き出されていましたが、その積み重ねが活きてきます。江野先生は男と男のデカ感情を描くのが非常に上手いです。

3巻の表紙は巳波さんです。この記事では今まで名前が出ませんでしたが、彼はこの巻に関わってくる人物のひとりです。巳波さんは蛇の能力を使える人造人間であり、婚約者の代里子さんはその能力を胎内に宿しています。彼らは物語にどう絡んでくるのでしょうか。
ちなみに今回の表紙も美麗な銀印刷が光っています。蛇の鱗が繊細なグラデーションになっています。

ネタバレ回避のため部分的な感想しか書けていないのですが、江野先生の真髄がついに始まったというべき展開です。1話ごとに情緒を激しく揺さぶられるこの感覚、是非ともご自身の目で確かめてほしいです。何卒!!!

以上、衝撃の3巻の感想でした。

次回は4巻の感想を書いていきます。
4巻感想→『アフターゴッド』4巻感想

『アフターゴッド』は、小学館のアプリ『マンガワン』で無料で読めます。

マンガワン
アフターゴッド(作者:江野 朱美) 「神殺し」…少女は禁断に挑む。

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