『無期迷途』デーモンの取り調べで情緒破壊された件

当ブログではコンテンツのリンク先にプロモーションを含みます。

 

こんにちは、相宮です。

先日紹介した無期迷途、引き続き楽しく遊んでおります。紹介記事はこちら

今日は一部で話題になっているとあるキャラクターの取り調べ(個別ストーリー)について書いていきます。

無期迷途の取り調べはどれも良いですが、とんでもないストーリーを読んでしまいました。

デーモンって誰ですか

最近、デーモンというムキムキ男性キャラクターのピックアップガチャがありました。

彼は『エンデュア』といういわゆる盾キャラで、堅牢なステータスを誇る寡黙な男性です。

実はこのキャラクター、「取り調べで情緒が破壊される」「救いがない」などの噂を聞いておりまして、いったいどんなバックグラウンドを持っているんだ……と興味があったのです。

ちなみに、公式PVにも「救済不可」の4文字が掲げられています。本当にどうしたんだってばよ。

というわけで、さっそく逮捕(ガチャ)しました。取り調べを進めていこうと思います。

※以下、ネタバレ注意です。

取り調べ開始

意気込んで取り調べ開始のボタンをタップすると……拘束バンドで両腕を拘束されたデーモンが目の前に現れます。すごく……ムチムチの。

取り調べでここまでガチガチに拘束されているキャラクターはデーモンだけです(基本的にイラストに拘束具はありません)。おまけに、大量の鎮静剤を事前に投与されていることも明かされます。つまり彼はそれだけ危険人物扱いされているというわけです。

デーモンの容疑は連続殺人。彼には市議会議員をはじめとした13人を殺害した容疑がかけられており、30日後に裁判が行われます。現在の彼への求刑は「死刑」。裁判までに新たな情報が得られなければ、彼はほぼ死刑が確定している状況です。そこで局長はデーモンをなんとか助け出そうと取り調べをしていく、という流れになります。

これだけ読むと、デーモンを死刑から救出する逆転勝利劇!みたいな話だと思いませんか?全然違います。全然違いました(大事なことなので2回書きました)。

感想

……読後、崩れ落ちました。結構長いストーリーなんですが、これは見事なエンディングだ……。「救いがない」との前評判でしたが、見ようによっては一縷の望みがあるようにも思うんです。ただしそれは読者が「救われてくれ!」と願っているだけであって、彼にとっての幸福ではないようです。彼は死にたがっているんです。取り調べ完了後に開放されるアーカイブの文章を読むとやっぱり絶望に突き落とされます。彼を守りたい……のに守れない……。どうしてこんなことするんですか……?

デーモンは確かに殺人を犯しており、その罪は言い逃れできません。しかし、背後にあるものはあまりにも重すぎます。彼に残ったものは憎悪と虚無だけなのです。その気持ちが痛いほど伝わるシナリオです。救済不可の4文字は伊達じゃありませんでした。彼の心はもう空っぽなんです……。「主人公が差し伸べる手」がこんなに絶望的に見えること、あります?

取り調べを終えるとしばらくはデーモンのことしか考えられなくなります。数日間、彼をホーム画面に設定してナア……ナア……とタップする悲しきオタクになっていました。取り調べスチルがすけべだとか思ってごめんなさい。

彼は諸々あって大切な人を失い、復讐をして回った後、何もかもを失くしてしまいました。生きる意味はもはやないが、死ぬことすら許されない。無力感に苛まれながら、生かされることしかできないのです。それって、ある意味死ぬことよりも残酷だと思いませんか?

一部の方にしか分からない例えで申し訳ないのですが、彼はだいたいディミトリ=アレクサンドル=ブレーダッドです。ただし救われていません。青獅子のオタクはたぶん好きです(筆者も青獅子のオタクです)。ファイアーエムブレム無期迷途。

湧いてくるのは彼を幸せにしなければという感情なのですが、公式は彼を幸せにさせてくれるんでしょうか……。許してやってくださいよ、彼のこと。でも彼は自分を一生許さない気がします、真面目なので。早くデーモンのこと幸せにしなきゃ!えっ主人公は彼のこと幸せにできないんですか?ウオオオ……という無限ループでしんどくなります。すごいキャラクターですね。

今後本編やイベントで彼の境遇に変化が訪れることを切に願います。

……デーモン、左手を出してくれ。家族に、ならないか?(混乱)


『無期迷途』公式サイト

App store
Google play

ファイアーエムブレム 風花雪月 通常版

ゲーム
スポンサーリンク
相宮春をフォローする

コメント

タイトルとURLをコピーしました